フィルタースチーム
蒸気に関するWebマガジン No.36
◆蒸気の種類
蒸気を普段つかわれている方は多いと思いますが、ひとくちに"蒸気"といってもいくつか種類があることはご存知ですか?
『製品の品質と蒸気の純度』で蒸気の種類について説明しています。
今回は蒸気の純度で分類した際の"フィルタースチーム"について考えてみたいと思います。
蒸気の純度と改めて言われても、ボイラーから出たら100%水だよね?と思われる方が多いかと思います。
実際には極微量ではあるものの異物が混じっています。こういった異物は原水や薬品、配管途中の錆が原因として考えられます。
異物が混ざっていると聞くと製品への影響が気になると思います。
安全性や品質について心配であればフィルタースチームにしてはいかがでしょうか?
製品と接触がある蒸気については食品飲料業界では2ミクロン以上の粒子を95%除去したものをするように基準が設けられています。*1 (3A Sanitary Standards :Culinary Steam)
人体に入る可能性のある蒸気はきれいな方が安心ですよね。
◆フィルタースチームの作り方
※クリックでポップアップウィンドウが開きます。
1.ストレーナ
プレフィルターとして一般的には100メッシュのストレーナーを設置します。そこで、大きな異物(サビやスケールなど)を除去します。
2.セパレータ
セパレータを設置することによって、凝縮水・同伴水を分離、除去し、蒸気の質と純度を向上させます。
3.フィルター
通常は5ミクロンのフィルターを設置します。ただ品質向上のために1ミクロン等のより小さな孔径を選定することも可能です。
4.サンプリング
凝縮水の定期的なサンプルテストを行い、水処理プログラムが正しく行われていることを確認します。確認は断続的・連続的なものがありますが、連続的であれば、突変にも対応できます。
スパイラックス・サーコのフィルターの詳細につきましてはこちらからご覧ください。
日々、蒸気に関して疑問や困った事はありませんか?
蒸気の事は、全てスパイラックス・サーコに任せてください。当社はお客様の持続可能な成長のために、貢献させていただきます。
次回はドレン回収についてです。こちらからご覧ください。