蒸気に関するWebマガジン|スパイラックス・サーコ
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制御のお話し 第五回

制御のお話し_タイトル5.jpg 蒸気に関するWebマガジン No.29

◆制御のお話し 第五回 

他力式アクチュエーター

バルブを開けたり、閉めたりするのがアクチュエーターであり、前回は自力式の外部の駆動源を必要としないタイプのお話をしました。

今回は他の動力源を必要とする他力式アクチュエーターのお話しをします。他力式の駆動源は、大きく分けると空気式電気式に分かれます。

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空気式アクチュエーター制御のお話し5-1.jpg

圧搾空気スペースに空気を供給し、スプリングの力を上回るとダイヤフラム部を持ち上げることになるので、連結されているバルブも開いていきます。空気を抜くと、スプリングの力が掛かっているのでダイヤフラム部が下がってくるので、連結されているバルブも閉じていきます。制御のお話し5-3.gif

この圧搾空気スペースの圧力を調整すれば、バルブを比例的に開けたり閉めたりすることができます。

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駆動源の空気がなくなると、スプリングの力によってバルブが必然的に閉まります。

加熱アプリケーションの際には、アクチュエーターに何らかのトラブルがあった際に、バルブを閉める方が安全性が高くなります。

最近は生産性向上よりも、安全性を向上させる方が優先度が高い傾向にあるので、加熱アプリケーションに広く使用されています。

逆に、冷却アプリケーションの場合、アクチュエーターに何らかのトラブルがあった際に、過冷却になったとしてもバルブを開けている方が安全性が高くなります。したがって、スプリングの位置を逆にして、スプリングの力でバルブを開くようにしたのが、冷却用のアクチュエーターです。制御のお話し第5回.jpg

外観は同じに見えても、スプリングの位置を変えるだけで、動きが逆になる(できる)ので、歴史も長く、幅広い分野で今でも広く使われています。

そして、バルブ開度を正確にコントロールするためのポジショナという機器が搭載されているのが一般的です。

制御のお話し5-6.jpg制御のお話し5-5.jpg

次回は「電動式アクチュエーター」についてお話しします。