STEAM INSIGHTのご紹介

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データの見える化を始めたものの、その分析が後回しになっていませんか?

・流量データを持て余している
・分析の仕方がわからない
・ボイラ給水量と流量計の統計が合わない
・省エネのポテンシャルがわからない

このようなお悩みをお持ちのお客様へ蒸気の専門家であるスパイラックス・サーコがデータの分析方法について約2時間のセッションを通じてお手伝い致します。

ぜひこの機会にデータ分析を一歩進めてみませんか?

※事前に流量データを共有いただいて事前準備をいたします。

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--レポート例--
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お気軽に担当セールスエンジニアまたは下記までご連絡ください!

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定期的な蒸気品質検査を簡素化

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Elan Pharma International様/アイルランド

課題事項:クリーンスチームの検査手順の再考

改善提案:SQT(蒸気品質検査)の導入

成果:蒸気品質検査を簡素化

Elan Pharma International Ltd. は、アイルランドのウェストミーズ州アスローンにある最近拡張された施設にスパイラックス・サーコのSQT(蒸気品質検査)を導入することでクリーンスチームの品質検査手順を簡素化しました。定期的な検査はElan社が最適なプロセス制御を達成し業界基準に準拠するために必要です。

"スパイラックス・サーコは蒸気に関する専門知識と、現場に入って検査を行うためのキットを備えています"と、Elan社のプロジェクトマネージャー、Eoghan Gallagher氏は言います。"以前は微生物学部門が検査を実施していましたが、無菌充填仕上げ施設で必要とされる大量の微生物学検査によるプロジェクトの制約により、これを再考する必要がありました。スパイラックス・サーコのクリーンスチーム品質検査を導入することにより、蒸気の専門家によって検査が実施され、保守や校正が必要となる検査機器を社内に保管する必要がなくなりましたこの方法の方がはるかに費用対効果が高くなります

スパイラックス・サーコのエンジニアは、クリーンスチームシステムの乾き度、非凝縮性ガス、過熱を検査します。Gallagher氏によると、これらのパラメータは蒸気の純度を判断するのに役立ち、その結果Elan社が規制要件に準拠していることが保証されます。

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"現在サービスには非常に満足しています"とGallagher氏は言います。"四半期毎に蒸気品質検査を実施する必要があり、スパイラックス・サーコにお願いする予定です。おそらく数年間はそうするでしょう。"Elan社のスパイラックス・サーコの検査体制は、HTM2010に準拠しています。これはもともと医療サービスにおけるオートクレーブや同様の滅菌プロセスの運用を保護するために開発された技術覚書です。これは英国および海外でクリーン蒸気を使用している他の組織によって広く採用されている基準です。

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Elan Corporation (NYSE: ELN)plc.は、神経科学を基盤とするバイオテクノロジー企業であり、世界中で依然として存在する重要な未充足医療ニーズを満たすために科学の革新をもたらすことに専念することで患者とその家族の生活に変化をもたらすことに取り組んでいます。Elan社の株式はニューヨーク、ロンドン、ダブリンの証券取引所で取引されています。

詳細は担当営業またはコンタクトページよりご相談ください!

こちらから

カタログ&チラシ

JPL-24-006_Is1_蒸気品質検査の御案内_300 メンバーズサイトにてダウンロード可能です。

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関連Webinar

2023年10月に開催したWebinar "病院において必要とされるクリーンスチームジェネレータ"

5月開催Webinarの御案内

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省人化を可能にする蒸気制御

食品業界のプロセスで熟練社員の手腕に頼っている蒸気制御はありませんか︖技術の継承に苦慮されている工場は多々あるかと思います。スパイラックス・サーコでは食品業界で多く使用されている蒸気釜を例に、設定した蒸気が実際にどう伝達されているのか実験を行いました。感覚に頼っていた蒸気制御を因数分解してポイントを解説します。ジャケット釜回りでよく見る間違った施工の解説と全2 回開催です。スパイラックス・サーコで提供できるソリューションをご紹介します。昇温や加熱に疑問点がある方、省
人化に興味をお持ちの方には特にお勧めです。ぜひ参加をご検討ください︕

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【主な内容】
1 回目
 釜回り蒸気配管のよくある問題点
2 回目
 経験に頼らない︕蒸気制御の解決方法

受講時間︓

1 時間 

費用︓

無料

開催日︓

5/13 (火) 10 時~ 11 時

5/20 (木) 10 時~ 11 時

全二回開催で13日と20日で内容は異なります。13日に参加できなかった場合はアーカイブをご覧いただけます。

ウェビナーの登録は下記からお願いします。

◆登録1回で2日とも登録されます。1回目と2回目で参加URLの御案内メールが2回届きますのでお気を付けください。

https://events.teams.microsoft.com/event/4716dafc-2c72-42eb-9011-0aba40c42bad@2278c488-f1d9-4fec-951c-8eb2ad783328

Webinarチラシ

チラシはこちらからダウンロード可能です。

ウェビナーチラシ37_KAMA202505.pdf

※日程が合わない、登録がうまくいかない、社内セキュリティの問題でアクセスできない場合は担当営業またはこちらへお問い合わせください。

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ネットゼロの未来における蒸気の役割

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世界中の産業がネットゼロ炭素排出の達成を目指す中、エネルギーシステムの役割が注目されています。蒸気は産業プロセスで実証済みのユーティリティですが、脱炭素化では見過ごされがちです。しかし蒸気は革新的なアプローチと最新のテクノロジーと組み合わせることで、持続可能な未来に貢献する大きな可能性を秘めています。

このブログではネットゼロの未来における蒸気の役割を探り、蒸気生成の脱炭素化が業界全体で効率、最適化、持続可能性、革新の機会をどのように解き放つかを説明します。

蒸気: 不可欠な産業ユーティリティ

蒸気は1 世紀以上にわたって産業エネルギーシステムのバックボーンとなっています。大量のエネルギーを効率的かつ確実に転送できるため、食品や飲料、ヘルスケア、医薬品、化学製造、発電などの分野では欠かせないものとなっています。

蒸気の主な利点:

エネルギー転送効率: 蒸気の高エネルギー密度により、熱と電力を効率的に転送できます

柔軟性: 蒸気システムは、加熱、殺菌、乾燥、機械作業に適応できるため、さまざまな産業用途に適しています

拡張性: 小規模な操作から大規模な工業団地まで、蒸気システムは特定のエネルギー需要に合わせて調整できます

これらの利点にもかかわらず従来の蒸気生成方法は化石燃料に依存することが多く、ネットゼロ排出の達成を目指す業界にとって大きな課題となっています。

蒸気システムの脱炭素化

蒸気システムの脱炭素化への道は多面的であり効率の向上、再生可能エネルギー源の採用、新興技術の活用が含まれます。

1. システム効率の向上

蒸気システムを最適化することは排出量を削減するための最初のステップです。効率の向上は、炭素排出量を削減するだけでなく、運用コストも削減します。主な戦略は次のとおりです。

熱損失の削減: パイプ、バルブ、継手に高度な断熱材を使用すると、エネルギーの無駄を最小限に抑えることができます

廃棄エネルギーの回収: ドレン回収システム、フラッシュ蒸気回収ユニット、エコノマイザーを導入し廃棄エネルギーを回収して再利用することで燃料消費を大幅に削減できます

ボイラ技術のアップグレード: 最新の制御および自動化システムを備えた高効率ボイラは最適な燃料利用を保証し、排出量を最小限に抑えます

定期的なメンテナンスの実施: 予防メンテナンススケジュールは非効率性を特定し、システムの寿命を延ばすのに役立ちます

定期監査: 断熱調査からスチームトラップ調査まで、またはプロセス需要を完全に理解して最適化する方法を見つけるための完全な蒸気システム監査

2. 低炭素燃料への移行

燃料の選択は蒸気生産の炭素強度に直接影響します。持続可能な代替品への移行により、排出量を大幅に削減できます。

バイオマスとバイオガス: バイオマスペレットやバイオガスなどの再生可能燃料は、持続可能な方法で調達された場合、カーボン ニュートラルな選択肢です

グリーン水素: 再生可能な電力を使用して生成される水素は、蒸気生成用のゼロエミッション燃料として新たに登場しています

電化: 再生可能エネルギーで駆動する電気ボイラは特にグリーンエネルギーグリッドのある地域では、脱炭素化への直接的な道を提供します

※燃料の入手可能性とインフラストラクチャ要件の両方を考慮する必要があります。

3. 再生可能エネルギーの統合

再生可能エネルギーは従来の燃料への依存を減らすことで蒸気システムを補完できます。例:

太陽熱システム: 太陽熱集熱器は水を予熱できるためボイラのエネルギー需要が減ります

地熱エネルギー: 地熱は低温蒸気の要件に対する持続可能な供給源として機能します

風力: 風の自然エネルギーを利用することは魅力的なエネルギー源になる可能性があります

4. デジタルツールの活用

デジタル化により業界はリアルタイムのデータに基づく意思決定を行い、持続可能性を向上させることができます。高度な監視システム、予測分析、リアルタイムのパフォーマンス追跡により、蒸気システムの効率を最適化し無駄を最小限に抑えることができます。産業用モノのインターネット (IIoT) などのテクノロジーにより再生可能エネルギー源をよりスマートに制御し、より適切に統合することができます。

SteamLReader vol.19_蒸気システムの脱炭素化LR.png

季刊誌 SteamLeader vol.19でも解説しております。

こちらからダウンロードいただけます

(メンバー登録が必要です)

蒸気の脱炭素化のビジネスケース

蒸気システムの脱炭素化は環境上の必須事項であるだけでなく、ビジネスチャンスでもあります。 主な利点は次のとおりです。

コスト削減: 効率性の向上によりエネルギー消費量が減り燃料コストが削減されます

規制遵守: 排出基準が厳しくなるにつれて蒸気システムの脱炭素化により、進化する規制への準拠が保証されます

イメージの向上: 持続可能性への取り組みを示すことで顧客、利害関係者、投資家との信頼関係が構築されます

将来への対応: 低炭素技術への移行により炭素税や燃料コストの上昇から事業を守ります

スパイラックス・サーコ: ネットゼロへの旅のパートナー

スパイラックス・サーコではネットゼロの未来において蒸気が重要な役割を果たすと考えています。数十年にわたる専門知識を活かし業界を支援するカスタマイズされたソリューションを提供しています。

蒸気システムの最適化: システム監査を実施し、効率性の向上を実現してパフォーマンスを最大化します

低炭素燃料への移行: 水素、バイオマス、電化技術の採用をサポートします

デジタルツールの活用: 高度な監視および分析ソリューションを提供して、システムのパフォーマンスをリアルタイムで最適化します

脱炭素化の旅を始めたばかりでも既存のシステムを改良する場合でもスパイラックス・サーコの専門家チームがあらゆる段階でお客様をサポ​​ートします。

蒸気による持続可能な未来

今日の産業環境は現在の蒸気システムの多くが最初に設計および設置された 40 年前とは大きく異なります。ガスが豊富にあり低コストで環境への影響がほとんど懸念されなかった時代には、これらのシステムは目的を十分に果たしました。しかしエネルギーコストの上昇と緊急の持続可能性目標という現在の状況では、蒸気が依然として実行可能なソリューションであるかどうか疑問に思う人もいるかもしれません。

蒸気自体は非効率的ではなく、依然として熱伝達とプロセス制御の最も効果的な方法の 1 つです。必要なのは、現代の効率基準と環境目標に合致する蒸気システム最適化への最新のアプローチです。

既存の蒸気インフラストラクチャを更新して微調整することで、組織は蒸気本来の利点を維持しながら今日の厳しいパフォーマンスと持続可能性の要件を満たすことができます。

ネットゼロの未来を実現するには革新的な思考と変化への取り組みが必要です。比類のない効率と汎用性を備えた蒸気は、効果的に脱炭素化されれば、産業エネルギーシステムの礎であり続けることができます。

最新のテクノロジーに投資し再生可能エネルギー源を採用し、スパイラックス・サーコなどの専門家と提携することで業界は蒸気の潜在能力を活用して持続可能性を推進しながら運用目標と財務目標を達成できます。

一緒に蒸気をより環境に優しい未来のソリューションの一部にしましょう。

蒸気システムの脱炭素化について詳しく知りたい場合は、今すぐ スパイラックス・サーコにお問い合わせください

スパイラックス・サーコのサステナビリティへの

取り組みはこちらでご覧いただけます


こちらは約8分のサンプルです。

フルバージョンはメンバーズサイトにてご覧いただけます(会員登録が必要です)

FT14シリーズの製品レンジ

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FT14型フロート式スチームトラップ

スパイラックス・サーコのヒンジボールフロート式スチームトラップは1940年代に開発され継続的な製品改善がされています。FT14型スチームトラップは1990年の発売開始以降改善を重ねながら、既に百万台以上が製造された信頼と実績のある世界標準のヒンジボールフロート式スチームトラップであり今日でも世界中のお客様において様々な箇所でご使用いただいております。

ヒンジボールフロート式スチームトラップの用途

ヒンジボールフロート式スチームトラップは連続的にドレンを排出する必要性があるアプリケーションに使用され圧力や流量に急激な変動がある場合でも対応します。例えば常に最大の熱伝達が必要な場合はドレンを即座にプラントから除去しなければなりません。熱伝達面に余分なドレンが存在すると、効率が低下し最大定格に達しないばかりか耐用年数も短くなるケースもあります。

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FT14型には材質や接続、設計定格などによりいくつかバリエーションがあります。製品レンジを纏めました。

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作動原理などはこちらで確認できます

スチームトラップの種類 -機械式-

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技術仕様書、取扱説明書はメンバーズサイトにて

ダウンロードできます

CSG-HS型滅菌品質対応クリーンスチームジェネレータ

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なぜ蒸気で滅菌を行うのか?

蒸気滅菌は細菌を殺し潜在的な汚染リスクを排除するための簡単・迅速・安全かつ信頼できる方法であるため、病院で再利用可能な機器を滅菌するため一般的に使用されています。特に健康と安全が最優先される医療環境では他の方法よりも蒸気を使用することで幅広い利点があります。

WHO- 世界保健機関は' 耐熱性の重要なデバイスの滅菌方法は蒸気/ 湿熱滅菌を推奨' とアドバイスしています。

 蒸気の品質
蒸気の品質は重要です。蒸気の乾き度と非凝縮性ガスは効果的な滅菌を行うには変動するプロセスに合わせて制御する必要があります。
 専用のソリューション
CSG-HS は医療機関の滅菌用に設計されたクリーンスチームジェネレータです。当社のスペシャリストエンジニアは、病院やヘルスケア内でお客様が直面しているニーズと課題、特にウェット パックの問題を理解するために世界規模の研究プログラムを実施しました。この研究は当社のCSG ポートフォリオの「ゼロから」の再設計と CSG-HS の開発の基礎を形成し、需要が変動しても信頼性や蒸気品質を低下させることなく一貫してクリーンスチームを供給するジェネレータソリューションを提供することを可能にしました。

医療機関向け滅菌用クリーンスチームジェネレーション

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CSG-HSはEN285および同等のその他国際基準の要件をカバーまたは越えるように機能の設計、検証がされており、CSG-HSの性能は折り紙付きです。


さまざまな革新的なデザイン機能とインテリジェントなCSG-HSはパッケージ化されており簡単な試運転ですぐに稼働できます。

• 信頼できる蒸気品質の保証された性能
• 簡単なメンテナンス - 専門的なスキルやツールは不要
• 個々の要件に合わせて構成可能なオプション
• クリーンな蒸気に汚染がないことを保証する完全性試験
• コンプライアンスとトレーサビリティを備えたデジタル統合
• 複数の殺菌用途向けの高蓄熱
• コンパクトなデザイン - 標準サイズの出入口に収まります

製品の特長をこちらでご覧ください。

 価格と納期につきまして
こちらよりお問い合わせください!
 カタログ
カタログをご用意しております。下記よりご覧いただけます。紙で必要な方はこちらよりご連絡ください。

25P型減圧弁のメンテナンス動画を公開

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25P型パイロット型減圧弁メンテナンス動画を公開いたしました!

今回はパイロットアセンブリの交換方法です。

取扱説明書だけだといまいち手順がわからない、取り付けの向きは?ガスケットは?の疑問も解決します!

4分半と短めな動画にまとめつつ、ポイントをわかりやすく解説しております。

ぜひご覧ください!

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動画は下記よりご覧いただけます。技術仕様書、取扱説明書もこちらからご覧いただけます。

メンバーズサイト(会員登録が必要です)

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スプリング色って何色だったっけ・・?となった時の確認方法

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スプリングの色は本体に貼り付けてあるシールの色で確認できますが、経年劣化で色がわからない、シールがなくなった場合など

スプリング色の確認方法も動画にしてあります!

今後も様々なメンテナンス動画を作成してまいりますのでご要望等ございましたらお気軽にご連絡ください!

海外規格製品のメンテナンスで困っていませんか?

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海外製の生産設備についている制御弁や減圧弁の不具合でメンテに困っていませんか?

▶メーカーが日本ではないためどこに問い合わせたらよいかわからない。

▶付き合いのある代理店に問い合わせたが取り扱いがない。

▶プラントメーカーまたは販売代理店へ直接問い合わせたが回答が遅い。

▶規格の詳細がいまいちわからない。

▶納期に時間がかかる。

▶内部部品やガスケットだけでよいのに送料が高額。

▶JIS規格の機器に交換を検討するがフランジ規格が異なるため面間が合わず工事が必要。

などのお声を聴きます。

このようなお困りごとはぜひスパイラックス・サーコにお問い合わせください。

◎スパイラックス・サーコはイギリスやアメリカにも工場があり、DIN規格(PN)やASMEなど様々な海外規格に対応可能です。

◎日本対応なので通常製品と同じように問合せができストレスフリー。

◎内部部品は日本国内標準在庫。*1

◎メンテナンス可能。

◎他社の制御弁でもDIN規格であれば同面間のため工事なく置換が可能。*2

*予備部品の標準在庫はお問い合わせください。
*規格により面間が異なることもございますのでお問い合わせください。

CaseStudy

スパイラックス・サーコの制御弁は配管に取り付けたままでメンテナンスが可能です。

メンテナンス方法については詳しくはこちらのビデオをご覧ください。(英語のみ)

詳しくは担当営業へお問い合わせいただくか、こちらからお問い合わせください。

スチームトラップの種類-熱力学式

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蒸気に関するWebマガジン No.122

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スチームトラップの基本的な目的はドレンを排出し、蒸気は漏らさない事です。

スチームトラップ内部に他の動力はなくなぜ排出できるのか?それは蒸気配管側や装置の圧力と、スチームトラップ二次側のドレン配管の圧力との差、差圧を使用しているからです。

そのためスチームトラップ二次側配管が立ち上がっていても、蒸気側の圧力が十分にあればドレンを排出することが可能です。

スチームトラップの種類

スチームトラップは温調式、機械式、熱力学式の3つに分けられます。

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用途別スチームトラップチャート

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今回はこの中の熱力学式スチームトラップの動作、メリット/デメリットについて解説します。

熱力学式スチームトラップ

熱力学式スチームトラップは、トラップを通過する際のフラッシュ蒸気の動的効果によって動作します。

熱力学式スチームトラップには4種類あります。

ディスク式、インパルス式、ラビリンス式、固定オリフィス式

この中からディスク式スチームトラップについてのみ、解説します。

ディスク式
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ディスク式の構造は非常に単純で、可動部品はキャップ内部の平面上にあるディスクのみです。始動時に流入する圧力によってディスクが上昇すると、低温のドレンと空気がディスク下部に内部リングに流れ、出口から排出されます。ドレンの温度が次第に上昇すると、トラップ入口を通る時に蒸気が発生する。このフラッシュ蒸気はドレンよりも容積が大きいため、流速が早くなります。ベルヌーイの定理*1に従い、高速の蒸気によってディスクは弁座に引き寄せられます。

*1:ベルヌーイの定理:動いている流体においては、全ての点における総圧力は同じである、ということを述べています。その総圧力は流体の静的圧力と動的圧力の合計です。静的圧力は圧力計で測定されたもの、動的圧力は流体の個々の粒子が障害物に衝突して停止させられるときに、それらの粒子が作り出す圧力です。動的圧力は粒子の速度が速くなるほど高くなります。

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ディスク式の作動

メリット デメリット

動作範囲全体で動作が可能(内部部品交換/調整なしに)

小型で軽量

高圧や過熱蒸気に使用可能

ウォーターハンマーや振動による影響を受けづらい

サイズに比べドレン排出量が大きい

凍結による破損の可能性が少ない

非常に低い差圧では動作が確実ではない

空気障害を発生することがある。*2

排出音が大きいことがある

ディスクの摩耗のおそれがある

*2:流入圧力がゆっくりと形成されれば、始動時に大量の空気を排出されるが、急激に圧力が形成されると、高速の空気が蒸気と同様にディスクを閉じてしまい空気障害が発生することがあります。

その他のスチームトラップの作動

温調式と機械式については下記ページにて順次解説いたします。ぜひこちらもご覧ください。

スチームトラップの種類 温調式(バランスプレッシャー式など)

スチームトラップの種類 機械式(フロート式、バケット式)

カタログはこちらをご覧ください。

スチームトラップの種類-機械式

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蒸気に関するWebマガジン No.121

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スチームトラップの基本的な目的はドレンを排出し、蒸気は漏らさない事です。

スチームトラップ内部に他の動力はなくなぜ排出できるのか?それは蒸気配管側や装置の圧力と、スチームトラップ二次側のドレン配管の圧力との差、差圧を使用しているからです。

そのためスチームトラップ二次側配管が立ち上がっていても、蒸気側の圧力が十分にあればドレンを排出することが可能です。

スチームトラップの種類

スチームトラップは温調式、機械式、熱力学式の3つに分けられます。

TrapType_LR.png

用途別スチームトラップチャート

トラップチャート_スチームトラップOverview800.png

今回はこの中の機械式スチームトラップの動作、メリット/デメリットについて解説します。

機械式スチームトラップ

機械式スチームトラップは、蒸気とドレンの密度差を感知することで動作します。

ボールフロート式 逆バケット式
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ボールフロート式では、ドレンが存在するとボールが上がり、バルブが開いて高密度のドレンを通過させます。古いタイプのボールフロート式では、手動式の空気抜きが行われていたが、現代のスチームトラップでは温調式のエアベントが使用され、初期空気を通過させながら、スチームトラップでドレン排出にも対応することができます。 逆バケット式は、蒸気がスチームトラップに到達すると、さかさまになったバケットが浮き上がり上昇して、バルブを閉じます。バケットの上部にはベント穴が開いており、これは蒸気と空気を排出させる上で必要不可欠です。
フロート式トラップ動作_400.jpg バケット式トラップ動作_300.jpg

フロート式の作動

メリット デメリット

蒸気温度のドレンを連続排出できる

大小のドレン負荷にも等しく対応することができ、広範囲にわたる急激な圧力や流量変動に影響されない

口径に比べて大容量

ウォーターハンマーへの耐性が高い

空気障害解消装置付きが選べる

凍結による破損の可能性がある

多様な圧力範囲で動作させるためには、異なる内部部品が必要となる。高差圧で動作させる場合、オリフィスを小さくしフロートの浮力とのバランスを維持する必要がある

バケット式の作動

メリット デメリット

高圧に耐えられる

ウォーターハンマーへの耐性が高い

入口に逆止弁を追加すれば過熱蒸気ラインにも使用可能

故障時には通常開。従って例えばタービンからの排出など、この機能を必要とする用途に置いては安全性の向上となる

バケット最上部の穴径が小さいため、空気を極めて緩慢にしか排出できない

凍結による破損の可能性がある

圧力変動が予想されるラインには逆止弁が必要

バケット下部に水封が必要。水封が失われると無駄に蒸気が排出されてしまう可能性がある

その他のスチームトラップの作動

機械式と熱力学式については下記ページにて順次解説いたします。ぜひこちらもご覧ください。

スチームトラップの種類 温調式(バランスプレッシャー式)

スチームトラップの種類 熱力学式(ディスク式など)

カタログはこちらをご覧ください。