乳製品工場のドレン回収で年間約340万円削減
🏢 対象設備
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業種:乳業(大手デイリー工場)
所在地:アメリカ・ノースカロライナ州
設備概要:牛乳・バターミルク用殺菌設備(熱交換器3台)
アイスクリーム/牛乳/生乳タンク用CIP装置(熱交換器4台)
ボイラ1台運転
課題と背景
ボイラは通常の負荷には対応できていたものの、処理容量は限界が近づいていました。監査の結果、薬液、燃料、補給水といったボイラ周辺の運用コストが過剰であることが明らかになりました。
さらに熱交換器のいくつかでは小型の電気復水ポンプの容量不足、キャビテーション多発で保守頻発しドレンが適切に戻されず、温度制御も悪化。その結果、熱交換器が機能停止に陥るケースも発生していました。
CIP(定置洗浄)設備でも、オン/オフ制御と不十分なドレン排出が重なり、熱交換器の損傷・フラッシュ蒸気の大気放出といった問題が起きており、工場全体で多くのエネルギーロスが発生していました。
提案概要
● 殺菌工程の改善
各殺菌用熱交換器にAPT14型ポンプトラップを導入
不具合の多い電気ポンプを廃止し、安定したドレン回収を実現
100℃以上の高温運転が可能となり、ボイラへより多くの熱を戻すことで省エネ化
● CIP加熱工程の改善
4台のシェル&チューブ熱交換器に自動ポンプトラップシステム を新設
適切なドレン排出と熱交換器保護を実現
フラッシュ蒸気の大気放出を解消
● その他設備への展開
成果に基づき、
ケース洗浄機、牛乳生産用熱交換器、オレンジジュース熱処理設備へも同様のシステムを追加導入
成果
殺菌とCIPのみで年間 22,000 USD のエネルギーコスト削減
・熱交換器の損傷が解消
・キャビテーション問題がなくなり保守負荷が低減
・安定した温度制御により製品品質が安定
・大気放出がなくなり環境面の改善
・ボイラ負荷低減により既存設備を延命
*1USD155円計算
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