温水をつくる-瞬間給湯編- 第1回
蒸気に関するWebマガジン No.64
温水は非常に身近な熱媒体です。手洗い、シャワー、洗浄、空調に生産プロセスといろいろな用途で利用されます。蒸気を利用した標準的な温水では貯湯槽を用いたものがおおいですが、最近では貯湯レスソリューションというものも増えて来ていますので、今回はどちらの方がいいのかを考えていきたいと思います。
必要なときに、必要な量を、必要な温度で、安全に供給し続けること
結局のところ、温水を作るうえでの重要な事項というのは変わりません。なので貯湯レスにしてもいいかどうかは、このポイントをどうやってクリアにするかになります。貯湯槽が長く利用され続けてきたのにはもちろん理由があります。それは瞬間的な負荷変動が多い場合でも温度を一定に保ちやすいことです。そしてこの特性は一般給湯において簡単に設計でき尚且つ、失敗しにくいという安全策です。

貯湯槽が選ばれる理由は、レジオネラのリスクや長時間のピーク負荷のリスクより、温度制御ができなくなることの方がリスクは高いからです。
貯湯レスにできるかどうかは温度制御がどれだけ精度よくできるかにかかっています。

温水をつくる-貯湯槽編-はこちらからご覧ください。
貯湯槽の計算についてはこちらで解説しています。
蒸気の世界で使う3つの公式についてはこちらで解説しています。
貯湯レスソリューションの主要な機器
貯湯レスにするうえで必要なポイントは温度制御をどの負荷でも実現できるかです。では安定した制御をする上で、重要なポイントはなんでしょう?どれだけ安定した運転条件を整えられるかが一つのポイントになります。熱交換器の公式を用いて考えていきましょう。
次回はポンプについて説明いたします。
